スピルリナの効果

 

スピルリナにはビタミン・ミネラル・アミノ酸に加え、たんぱく質・食物繊維・多糖体・不飽和脂肪酸など50種以上の健康・栄養成分が含まれています。

実に多くの栄養素が含まれているため、これらがしっかり身体に働きかけ、様々な効果効能を発揮してくれます。また、吸収力が高く、カロリーの低い食品であることから、健康や美容への効果が非常に期待できます。

 

《免疫力を高める効果》

臨床研究では、スピルリナの摂取によってリンパ球が活性化して、免疫力が高まる効果も確認されています。免疫力が高まると、体に侵入してきたウイルスや、細菌感染の予防にもつながります。

《アンチエイジング効果》

スピルリナに含まれる核酸によって、細胞から若返ることができます。

人間の体は約60兆個の細胞からできていますが、それぞれの細胞の中心には細胞核があります。核酸は細胞核内に存在するDNA(デオキシリボ核酸)と、細胞核の内と外に存在するRNA(リボ核酸)の2種類からなる生命活動の基本を担う成分です。

核酸は体内で生産されますが、加齢による肝臓や腎臓の機能低下に伴い、合成能力は衰えるとされています。核酸をスピルリナから摂取することによって新陳代謝が促進され、老化予防につながるほか、損傷した遺伝子を修復するなど身体の調整役として極めて重要な働きをします。

また、スピルリナに含まれるβ-カロテン、葉緑素やフィコシアニン(青色色素)、ビタミンC、ビタミンEなどには抗酸化力があり、体内の活性酸素を退治する効果があります。

活性酸素は、体内の細胞を傷つけて老化を早め、生活習慣病の原因になる物質です。しかし、スピルリナを十分摂取することで、これらを予防し、改善する効果があります。

またスピルリナには体内の抗酸化酵素のはたらきを維持する研究も報告されており、老化の原因である活性酸素から身を守ることに役立ちます。

《抗炎症作用に対する効果》

スピルリナに含まれるフィコシアニンが炎症を起こす物質の分泌を抑えるという研究報告があり、抗炎症作用が期待されています。

《貧血を予防する効果》

スピルリナに豊富に含まれている葉緑素は「緑の血液」ともいわれ、体の中で血液の原料となるため、貧血に効果があります。また、赤血球や核酸の働きに関係するビタミンB12もたっぷり含んでいます。ビタミンB12は別名「抗貧血性ビタミン」とも呼ばれています。

《肥満を予防する効果》

スピルリナに含まれる豊富な食物繊維が便通を良くします。そして、必須アミノ酸が脂肪燃焼酵素・リパーゼの働きを活性させ、基礎代謝を上げ、ダイエットを成功へと導いてくれます。

《アレルギー症状を緩和する効果》

スピルリナの有効成分がγ-リノレン酸の生成を促すことによって、体内でプロスタグランジンという局所ホルモンに変換され、炎症やアレルギーの症状を抑えるなどの働きをします。

《その他の効果》

スピルリナに含まれる葉緑素は、血液中の毒素を清浄化する働きを持っているため、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドや、アレルギーに関係するヒスタミンなどを無毒化してくれるので、疲労回復や二日酔いの防止、アレルギー対策に貢献しています。ほかに、口臭や体臭の改善、便秘、コレステロール値の低下など、様々な効果が認められています。

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